先週の水曜日、酒の席での会話で映画の話になり、リメイク云々で盛り上がりましたが、ふと、リメイクで明らかに作品として評価出来るのは、、、と考えてみました。
平成ゴジラも第一作目のゴジラを越えるものでもないし、、、
ハリウッド・リメイクで認めるのは「荒野の七人」位だし、、、
昔のアニメのリメイクも、、、まぁ、同じ監督でリメイクの「ヱヴァンゲリヲン」は別だし、、、
で、色々自信を持ってお勧め出来るリメイクが浮かびましたが
(亀が火の車とか、ま"ぁ!とか、、、その内全部レビューしますね)
これも一押し
鉄人28号 2004年TV放送 今川泰宏監督作品
勿論皆様ご存じの、あの鉄人28号。1956年から10年に渉り「少年」で連載。
(この雑誌、付録も凄ければ、アトム、鉄人の2大タイトルの連載!本当に凄い雑誌でした)
1963年から江崎グリコをスポンサーにアニメが放送されました。全84話。
夢中になって見ていた記憶があります。
空き地では鉄人28号ごっこ、、、誰が鉄人するかですぐ喧嘩、、、、
この後も何度かリメイクされましたが、全て時代に合わせて設定等変えられました。
(見る必要は無いと思います。最初の鉄人をご存じならば、、、)
で、2004年、江崎グリコを再びスポンサーにリメイクされたこの作品は、オリジナルで描ききれなかった世相、時代をも描写する秀逸なアニメでした。
当然舞台は昭和30年頃。「もう、戦後ではない」と言われ始めた時代。
初期設定通り、旧帝国陸軍の決戦兵器として鉄人28号は設定されています。
所々に空き地があったり、ボンネットバス、路面電車が走っていたあの時代が、細やかに描かれています。
登場する敵ロボットやキャラクターもほぼ原作通り。
(多少、ややこしい話になっている部分もありますが、、、40年分世間がややこしくなってますので、、、昔ほど単純な話だと、、、)
更にラストは、作者である横山光輝氏が本当に書きたかったラスト!
(雑誌連載、白黒アニメ共に人気が出すぎて、継続に次ぐ継続で最後は尻切れトンボです、、、
ファンクラブの会報で、氏が本当は描きたかったラストを語られており、このアニメのラストがそれです)
もし、大昔、鉄人が好きだったら是非ご覧下さい。探せばレンタルもあると思います。
主題歌も副主題歌も昔のままです。
「いいも わるいも リモコンしだい」です!
これ、大画面で見たら、気分最高ですよ!
だって、あの頃だと、14インチの白黒テレビでしたもの、、、、