結構、色々古い名作(ゲッターロボ、ジャイアントロボetc)の続編、リメイク、パラストーリーが御座いますが、そんな中でこれは結構楽しめます。
懐かしい「バビル2世」の続編
バビル2世ザ・リターナー 4 野口賢
バビル2世は御存知でしょうか?
1971年から1973年にかけて週刊少年チャンピオンに連載されていた、横山光輝先生の名作。
その続編、1977年から1979年にかけて月刊少年チャンピオンに連載されていた「その名は101」
上記の横山先生の原作から微妙に離れてオリジナルストーリーだった、1973年のテレビアニメ版。
(未だに
主題歌は歌えます!)
これらのストーリーを適当に融合し、現在の日本を背景に続編を作ると、、、
それが、この「バビル2世ザ・リターナー」です。
登場人物はバビル2世、ロデム、ロプロス、ポセイドン(って人物かい!、、、)、バベルの塔、ヨミ等変わりなし。
ですが、作画も全く違い、3つのしもべのデザインも大きく変わり、、、
でも、北海道の牧場からバビルカーは飛び立つし、、、www
そして、バビル2世の敵はヨミでは無く、、、(今後のストーリー展開ではまさかの共闘?!)
なかなか予想外のストーリー展開で読ませてくれます。
但し、原典を知らないと全く何がなにやら判らないかも知れません。
加えて、今のアニメや漫画に馴れている世代の作品だけに、紙芝居的親切さが全く無く、展開テンポは極めて速いです。下手をすると唐突とか説明不足と感じる程に。
(アニメも漫画も昔の牧歌的ペースの作品は絶滅危惧種で、ある程度は「言わなくても判ってるでしょ」的素地の元にストーリーを進める作品が最近は多いです。
どうしても、漫画ですら一般的には読まれなく成りつつある現在では、限られた読者を対象にした作品の方が受けが良いからかも知れません、、、ますますヲタ孤立だなぁ、、、)
それでも、この作品結構面白いです。
もしバビル2世を御存知で、懐かしさを感じるのであれば、是非手に取ってみて下さい。
楽しめると思います。