えっと、綺麗な絵の漫画でないと拒否反応を覚える方は、、、無理かも知れません。
ただ、彼方此方で画力が無いとも言われていますが、この絵は此の作者の固有の絵では無いかという気も致します。それ程表現力が無い訳でも無いし、動きやアングルには独特の味もあるのですが、、、
で無いと、「全国書店員が選んだおすすめコミック2011」で1位とか2011年、第35回講談社漫画賞少年部門受賞は無い様な、、、プロが見て評価している訳ですし、、、
進撃の巨人6 諌山創
ネットで話題に成っているのを読んで、2巻が出た頃から読んでいますが、、、
正直、好きな絵ではありません。大概どんな絵でも大丈夫なのですが、、、
ストーリーは独創的です。
何の説明も無く物語は始まり、、、此の世界観が文明敗退後なのか、別の惑星での話なのかも判りません。
取り敢えず、世界には巨人が居て人を捕食する。人類は城壁に囲まれた都市でのみ生きる事が出来る。その様な世界観が前提で始まります。説明はありません。
この辺りは、最近のラノベ、漫画共によくある始まり方です。
旧世代の語り手のように、前提条件の説明が長かったり、うっとうしかったりしません。
特異な世界観で始まる物語に馴れていますから、今の若い読み手は。
(米国SFのニューウエーブの作者もそんなものでした、、、既に30年以上前に)
現時点で、話が何処に行くのか、巨人とは何なのか、全く不明です。
その興味が読み手を引きつけるのでしょう。
今後が楽しみです。
ただ、少年誌の常で無駄に引っ張る展開を編集が強要する事は止めて欲しいですね。
テンポ良く、ぐいぐい話を進めてくれないと興味半減するかも。
絵に関しても、ある種の表現力は持ち合わせていますので、後年大化けするかも知れません、此の作者は。まだ25歳ですし。
(エクゾスカル零の著者、山口貴由氏も「覚悟のススメ」の頃の絵と現在では全く異なる画風ですから)
でも、こうして若い作者さんの作品を読むのって楽しいですよね。
お馴染みの年寄りの作品も、ほっこりして好きですが、刺激の部分では矢張り新しい感性に触れる方が楽しいかと。
宜しければ御試し下さいませ。こう云うのが今は受けています。