今日も今日とて、機嫌良く音楽を聴いていたのですが、、、
「レコード聴こ〜っと」と棚を漁って、ふと目に付いたレコードがこれ
オーディオ黄金期に流行ったオーディオチェック用のレコードですが、何の事は無い、普通に曲が入っています。
フィリップス音源のパガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリンはグリュミオー、ベルージ指揮でモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団です。
1972年の録音で、このLPのプレスは1978年です。
レコードジャケットにVUメーターの振幅が書かれていて、何分何秒にこう云う展開で、こう云う音だから此処をオーディオ的にチェックしろ、と記載があります。
(そんな事考えて音楽聴く奴が居るか!!!)
昔はこんなレコード売れたんですねぇ、、、
(持ってる奴がそんな事書いても、説得力全く御座いませんが、、、、)
演奏は良いです。
(個人的にはヒラリー・ハーンの演奏の方が好みに合いますが)
で、ふと聴きながらジャケットに目を遣ると
(矢っ張り気に成ってるんやん、、、オーヲタの悲しい性、、、)
「ソロの入り 提示部第1テーマ 各音域とも中央に定位する様に」と記載が。
「えっ、、、(・O・; (・O・; (・O・; 」
どう聴いても、グリュミオーの立ち位置はセンターでは無く、センターやや向かって左、7°位の位置、、、、
こう成ると、落ち着いて音楽聴いてられません、、、
(矢張りヲーオタ、、、、)
ヴァイオリンソロの全ての音域はセンターでは無くやや左、、、
「さっき、CD聴いてた時は違和感なかったぞ、、、」
「インサイドフォースキャンセラー???それともイコライザーの球がへたってる???」
焦る焦る、、、カートリッジのカンチレバーは盤面に対し間違い無く垂直に接地してます。
インサイドフォースキャンセラー調整しても音像の位置変化無し、、、
(一番自然に音像が立つ様には再調整しましたが、、、)
いよいよ、イコライザー???
「一寸待て、昨日スタンゲッツのレコード聴いた時は間違い無くセンター出てたぞ、、、」
聴いていたのがモノーラルのこれですから、、、
モノーラルソース、真ん中以外に定位しません。したら何かが変です。
引っ張り出しましたよ、フルトベングラー先生!
1951年のバイロイトでのベートーベン、第九。仏EMIのモノーラル盤です。
心を落ち着かせつつ針を落とせば、、、
間違い無く、全音ど真ん中!!!これぞセンター定位!!!
「うちのシステムおかしく無いやん!!!」
今も心地良く聴いております。
御願いですから、オーディオクリニックとか大層な名前付けて、嘘を書くのは堪忍して欲しいです。
凄く迷惑な話です。
それとも、それ位定位が曖昧なシステムでオーディオ云々と書いていたのでしょうか???
34年も前のレコードですので不明です。
斯くしてオーヲタの夜は更ける、、、御粗末。