此の音楽の分類は何にしましょう、、、ポップス、フォークロック、カントリー、、、どれにでも分類可能な様で、どれでも無い様な、、、
不思議な浮遊感を伴う艶のある声も独特。
癒やし系のボーカルとしてはこれはありだなぁ。
Spirit
Jewel
ATLANTIC
82950-2
アレンジによって響き方が違いますが、非常に高い歌唱力を持った独特の声。幼いのか、老いているのかも判り難い、プリズム色の声でしょうか、、、
曲も若干捉え所の無い私小説のような印象で、オリジナリティが強いと思います。
ジュエル・キルヒャーさんは1974年5月23日、ユタ州ペイソンに生まれ、育ちはアラスカ州ホーマー。
それが曲に出ていると思います。良い意味で米国の歌手だなぁと。
何となく地平線が見える草原で風に吹かれている様な感覚を感じます。
このアルバムは1998年リリース、彼女の2作目。
ポップスっぽいアレンジはされていますが、バランスは取れていて鼻には付きません。
ギターの弾き語りを中心にしたアレンジも多いし。
声はスッキリセンターに立って、やや前に出てきます。
そう云った録音もこのアルバムの雰囲気に合っていると思います。
非常に聴き易い録音。
土の匂いを感じさせる女性ボーカルが聴きたい時には御勧めです。
結構癒やされるかと。
PS. additional trackのThis Little Birdはアカペラ、本人の多重録音で、圧巻です。