久々に「どじはうす」の音を楽しんで来て、家に帰って反省会(笑)
先ずは流石の音で鳴っていた、これ
Somethin' Else
Cannonball Adderley
Blue Note
1595
名盤中の名盤。
本当に素晴らしい演奏です。言葉に成らない、、、
で、録音はかのVan Gelder氏。
ジャズ好きで知らない奴は、、、居ないと信じます。
独特の録音美学、この方の音がBlue Noteの音。
でね、ややこしいのは、うちでは上手く鳴らないんです、、、通常のシステムでは、、、
勿論、LPでの話ですが。
(すみません、当たり前ですが、このLP、オリジナルでは所有しておりません。出来の良いアナログ時代の復刻が精一杯です、、、)
で、対Blue Note迎撃システム起動!
SV-722EQを中心にしたシステムです。
カートリッジもカンチレバー極太のStanton 681 EEE MK3。
全てを中域に集めた様なバランス。
まぁ、味のある音で鳴ってくれます。
6041のS様の所のBlue Noteとは比べものに成りませんが、、、
これが、Prestigeに成ると同じVan Gelder氏でもバランスが変化します。
聴いたのはこれ
Groovy
Red Garland Trio
Prestige
7113
当然レコードで。
演奏は言うを待たず、名演。
Red Garlandの転がる様な滑らかなピアノにPaul Chambersのうねるベース。いかしたアルバムですが、此処でのピアノの音は超近接音出無く、ある程度響きを持ったもの。
この辺り、レーベルによって音を変えるVan Gelder氏の引き出しの多さに感心します。
で、これらの録音と対照的と言っても良いのがContemporary。
Sound by Roy DuNannとクレジットがあれば、ど真ん中のContemporary Sound。
出来る限り、当時の技術で自然な音色を録音しようとしたその姿勢は好きです。
聴いたのは
Exploring the Scene
The Poll Winners
Contemporary
S7581
これもレコード、当時物。
スインギーな軽めの演奏が御機嫌です。深刻さ全く無し。
この音楽と音が、昔から大好きなんですよね。
楽天的なクマにピッタリ。
音は本当に自然です。塩味のみのお澄まし、、、
もう少し色が付くとVerveやPabroかなぁ、、、自然だけれど、少し隠し味ありって云う感じ。
リアルの追求ではBethrehemの一部のアルバムも凄いです。
あと、欧羅巴のレーベル、ECMやenjaも独特の音ですが、、、
最後に日本の音を。
バース・オブ・ザ・スイング
北村英二
世良謙
AudioLab.
ALJ-1069
題名通りのアルバム。
すみません、CDがあるのかどうかも知りません、、、
凄く和むアルバムです。
そして、菅野沖彦氏のセンスの良さを感じます。
出来る限り原音を捉えようとしつつ、限界点を熟知して纏めるのが本当に上手い。
演出もしっかりしているのに、過剰では無い。
日本人的バランスの良さの極みと思います。
クラシック以上にレーベルの個性が様々なJazz、、、これを再生するのって、、、
困ったものだと思いませんか?