昨日とは打って変わって、今日はオートグラフ・レプリカ一色。
(昨日は当然、ALTEC 604Eの独壇場)
バッハ以前の、現在のクラシック音楽として成立する以前の西洋の音楽、結構好きです。
特にルネッサンス後期の頃の音楽が。
このCDはそれより更に前の時代の音楽です。
Music of the Gothic Era
The Early Music Consort of London
David Munrow
Archiv
00289 477 9178
ノートルダム聖堂、1163年に着工、1182年に献堂式、1245年に完成。
ここで従来ミサで歌われてきた単旋律のグレゴリオ聖歌から、この聖歌を下声(テノール)とし、その上に新たな上声(ドゥプルム)を作曲して加えた多声音楽が成立したそうです。
そして今の楽譜に近いものが生まれ、新たな旋律と歌詞を付加したものが加わり、時代を経るにつれ変化していったようです。
この時代の音楽は5線譜が無く、音の長短も不明だったりするそうで、楽器、構成も当時の宗教画、演奏風景画から推定、文献的に裏を取りと殆ど考古学者の如く、発掘しないと演奏出来ないそうです。
そう云った中で、これだけの音楽を発掘、復活させたのは偉業だと思います。
実際に聴くと、好みが分かれるタイプの音楽かも知れません。
先ず、音程が、、、平均律と全く違うし、、、
声楽と言っても今の一般的な和声と全く異なるし、、、
個人的にクマは此の手の音楽と親和性が高いのか、楽しめました。
正直、ブルガリア民謡や、中近東の民謡と似た部分も感じられ、興味深い部分もありましたし。
発声もベルカント唱法と地声が混じった様な部分もあり、これもクマ的には心地良し。
(この辺り、駄目な方は駄目かも、、、、)
クラシックが好きな方よりプログレ好きな方に是非!
しかし、これを結構大音量で掛けている横で、普通の調子で携帯ゲームに勤しんでいるヨメに、「なぁ、アンタ、これ、平気なん?」
「うん、別に、、、」
門前の小僧、習わぬ経を読み、、、