日曜日の夜、
dodonko氏と話していて、CDの再生で盛り上がったネタに関してです。
先ず、CDですが、御存知の様に毎秒8.3から3.3回転しています。
アナログレコードの様に一定回転(Constant Angular Velocity:CVA)では無く、一定線速度(Constant Linear Velocity:CLV)です。
ですから、慣性重量は音質に関係しません(キッパリ)。
却って慣性質量の大きな方がCLVの場合、コントロールが難しく成る位です。
常に回転数は変化しているのですから。
(アナログプレーヤーはこの逆で、余程強力なモーターで強力にサーボを掛けるか、殆どサーボの掛かっていない非力なモーターで慣性質量の大きなターンテーブルを回すか、のどちらかが良い音への近道に成ると思います)
CECのベルトドライブが音の良い理由ですが、モーター軸とCD回転の軸が別ですので、CD回転の軸をある程度しっかりしたものにし易い事、モーターの振動がCDを振動させ難い事、モーターの磁気がピックアップに影響を与え難い事、等が考えられると思います。
にしても、相当CDは高回転で回ってますので、CD周りに気流の乱れが生じ、CDを振動させていると思われます。
ここで、CECのベルトドライブの場合、スタビライザーを乗せますのである程度この振動は押さえられます。それによって、ピックアップのフォーカスシステムのサーボの揺さぶりは減りますので、音質は此処でも改善すると思われます。
ただ、もっと振動を抑えたら、、、もっと良くならないか?
実際、TL51Xを使っていた時に社外品のスタビライザーを使っていた事があります。
直径が大きく、押さえ込む面積が広いもので、誰が効いても判る程、音質改善効果はありました。
でも、TL3Nだと重すぎるのか、制御系と合わないのか針飛びが増え、音質↓、、、
直ぐに使用を止めました。
この経験も踏まえ、実験!
CDを2枚重ねて掛けると音が良く成ると云う話は聞いた事がありますでしょうか?
これはCDの振動が減る事により、ピックアップのフォーカスシステムのサーボの揺さぶりが減る事によると思います。
この事をベースに考えました。
一番奥がDVD50枚セットの蓋代わりのポリカーボネートの円盤にfoQを張った物。
左がDVD-RにfoQを張った物。
手前がドライカーボンのディスクの中央にfoQを張った物。
で、前者2枚はクマの手作り。
で、色々聴いて試しましたが、不安定、、、
良くなったり悪くなったり、、、
よく見ると、CDの装着部位が不安定で、若干偏心気味に成ったり、、、
駄目じゃん、、、左右の揺さぶりでサーボ量増える、、、
余程注意深く重ねてセンター出ししないと、音質悪化します、、、
それぞれの重さを見ると
重い方が振動が制御される、、、と云う事も無い部分もあって、、、前述の様に重い程、サーボは掛け難く成りますし、センター出て無いと首振り現象も酷く成りますし、、、
カーボンディスクはオクが入手経路。
以前からこの方の商品は色々買って、、、結構満足してましたので買ってみました。
材質はドライカーボン。そのディスクの中心にCD用のリングのfoQが張ってあります。
極めてシンプル、、、
これは薄いので、センター出しに困難は伴いません。
音は、、、はい、手作りの実験品、敗退、、、(T_T)
音像は締まり情報量がが増える割に音は地味に、、、静かです。(無い時と比べて)
多分これが現状ではbetterと判断致します。
まぁ、こう云うのは自分で色々試すのが面白いものですから、、、
もし、興味を持たれましたら、オクで「ドライカーボン製(制振シール貼付)CDスタビライザー
」で探ってみて下さいませ。
但し、自己責任で!クレームは、、、受けません!
(この出品者さんは信用出来ますよ。)
そうそう、この話は飽く迄、CD transporterをCEC TL3Nにした場合の話ですから。
呉々も、念の為!