新刊が出ていると買ってしまう、そう云う漫画って在りませんか?
結構連載が不定期だと単行本が出る間隔が長くて、忘れた頃に新刊が、、、
これもそう云った一冊です。
BAR レモンハート 27 古谷三敏
単行本第1巻が刊行されたのが1986年02月。
連載誌も代わりながら、連載は続き、今回発刊されたのが第27巻。
御疲れ様ですとしか言いようの無い刊行ペースです。
内容はお酒に纏わる蘊蓄。
都内に某所にあるBAR レモンハートが舞台です。基本的には人情物に分類される様な話で、出て来る登場人物のエピソードに関連する酒をマスターが紹介し、その酒が狂言回しに成って話が転がるという仕掛けに成ってます。
まぁ、このお酒の蘊蓄たるや、、、著者自身どれだけ飲んでるのか、、、
漫画の設定とは言うものの、古今東西の殆どの銘柄の酒をストックしているバーですから、、、
ありとあらゆるお酒が出てきます。
(無いお酒を注文されて、探して旅に出るエピソードもありましたっけ)
それこそ、クマはスコッチのモルトに関してはある程度付いて行けますが、それ以外だと、、、無理ですね。ワインなんて???だし。
ですから、本当に人情物として楽しんでいます。
勿論、興味を引かれて入手したボトルも何本かはありますが。
共感するのはマスターの基本的態度、「酒は呑む物」。もの凄く貴重なボトルでも平気で開けます。素晴らしい!
矢張り真空管とお酒は消費する物だとクマも思います。
最近は、後何年楽しめるのか判らなくなってきていますので、球もモルトも貴重品をバンバン消費しています。
其れはさておき、読むだけでお酒には詳しくなれる漫画ですが、読んだって味はしませんからね。飲んでみないと。
(オーディオ雑誌読んでも音がしないのと一緒)
身銭切って、泥に塗れないと判らない事ばかりですから。
読んで、興味が引かれたら入手して試してみて下さいませ。
ただ、昔の単行本に載っているお酒は入手困難になっているとは思いますが、、、
個人的にもう一度呑んでみたいモルトはGlenlivet Royal Wedding Reserve 25-year-old、、、
ダイアナ妃が結婚した時の1000本限定のモルトですが、偶々ヒースロー空港の売店のおばちゃんに勧められて買いました。当時日本円で8000円位(免税で)。直ぐに呑み干しましたが、あれを買えるだけ買っとけば、、、
それ以降です、モルトを探して飲む様になったのは、、、呑みたいなぁ、、、
そうそう、作者の古谷三敏氏自身が経営している、漫画と同名の「BARレモン・ハート」が西武池袋線大泉学園駅北口より徒歩2 - 3分の所にあるそうですので、興味のある方はお調べ下さい。
クマは行った事が無いので、、、