今回のメインイベントの二つ目、Rocky様の御宅にDecca Decolaを拝見(拝聴?)しに御邪魔させて頂きました。
案内役のscore教授御夫妻と待ち合わせをして、Rocky様宅へ。
駅から歩いて行ったのですが、方向音痴のクマ夫婦には道順が、、、???
score教授、凄い!
朝から厚かましくも御邪魔させて頂いたのですが、珈琲の御持て成し。
御心遣い、有難う御座いました。
一息ついてリスニングルームへ。
御対面!
伝説のDecca Decola!
五味康祐先生の文でも有名な、あの、Decolaです。
実物を拝見するのは初めて。
しかし本当に綺麗な個体です。スーパーミント!
トップの蓋を開けて、プレーヤー部分
スピーカーのネットを外すと
中域以上を担当するスコーカーが片チャンネル6個、多方向に向けて設置されています。
これが、広がる音を創造する源。
向かって左の扉がチューナー
右の扉がコントロールアンプ
パワーアンプはEL34PPで内蔵されています。
パイロットランプが素敵です
音に関してはscore教授のブログの
ここと
ここに正確な記載が御座います。
で、蛇足を少々、、、
先ず、正直、オーディオとは、と云う基本命題を考えさせられました。
この上ない極上のバランスの音です。
取り分けDeccaの初期盤(score教授持参)の鳴り様と来たら、、、必要な情報は伝達され、極めて美しい音楽がそこに再現されている!!!
ホールで聴き得る非常にリアルな音です。
しかし、スクラッチノイズ等は全く耳障りに鳴らず、、、
余程優れた聴感バランスを持った技術者がDecca社には存在したのでしょう。
AUXから入力したCDを再生して頂いても、その素晴らしさは変わりません。
クラシックを聴くのであれば、下手にあれこれとシステムを弄って苦しむよりは、この極上のバランスで音楽を楽しむのが、音楽好きには王道かも知れません。
このバランス、プレゼンテーション能力の前には、情報量だ、レンジだとやってる自分が、なんだかなぁ、、、と云う気持ちも多少致しました。
ただこの魔法、クラシックには完璧ですが、ポップス等には上品さが邪魔に成る部分も有り、、、
解脱し得ない凡人には、偶に聴かせて頂くのが丁度良い様な気も致しました。
本当に素晴らしい音でした。
Rocky様は穏やかな紳士ですので、Decca Decolaのオーナーにはぴったしだと思いました。
物事、収まるべき所に収まるものです。
さて、Rocky様のメインシステムは、TANNOY Stirlingを中心とするシステム
軽やかな上品な音で、濁り無く、矢張りバランスが良い。
矢張りオーナーの人となりを感じさせる、完成度の高い音でした。
取り分け、このアンプでの音は極上!
御昼まで御馳走に成り、揚げ句に貴重なモルトも呑ませて頂き(昼酒最高!!!)、3時過ぎまで長居をさせて頂きました。
Rocky様、奥様、本当に有難う御座いました。
これに懲りず、また聴かせて下さいませ。
良い経験をさせて頂きました。