この間、「首傾げニッパー君」で色々見ていた時に偶々ポチした様で、、、、
今日届いて、「あれ、こんなの買ったんだっけ???」と思いながら聴くと、、、
(「首傾げニッパー君」での買い物の場合、纏めて買うと値引きが大幅に増えるのでつい、、、その上、纏まってからしか送ってこないものですから買ったのを忘れている事も、、、「密林商会」の場合、ばらばらに最速で来るのでそれが無いのですが、、、その代わり「首傾げニッパー君」の方が安い時が多い様な、、、)
凄く新鮮なベートーヴェンでした。
個人的にはアリなんですが、御勧め出来るかと云えば、、、???
だって、こんなに軽いベートーヴェンって合わない方にはとことん合わない様な、、、
軽いだけでは無いのですが、、、
Beethoven
Complete Symphonies
La Chambre Philharmonique
Emmanuel Krivine
Naive
V-5258
ベートーヴェン交響曲全集なんですが、全曲ピリオド楽器によるライブ録音。
交響曲7番にコントラバズーンが用いられているのは初めての事だそうです。
それは兎も角、耳慣れた重厚なイメージのベートーヴェンの音楽はそこには無く、凄く響きが新鮮です。
音が明るい!
基本ピッチが現在楽器と違うのが聴き取れる箇所が幾つもあります。
その上、全体にテンポの速い演奏です。
それ故に刺激的で、部分部分では室内楽の様な響きもあり、聞き慣れた曲がこうも印象が異なるかと驚かされます。
オーソドックスな演奏と比べてどちらがどうと云う事は全く無いと思います。
個人的にはどちらも好きです。
それこそ、フルトベングラー氏の演奏だけでも何種類も持ってます、ベートーヴェン。
コンヴィチュニー氏の指揮も大好きです。
ただ、このソリッドな直線的な響き、シンプルなリズムを聴いているとベートーヴェンでは無く、まるでモーツアルト聴いている様な気分にすら成り、、、
更に録音したのが響きの早い小さめのホール(グルノーブルのMC2)で、メインマイク2本でそれもオケの直ぐ上、2m位の近接。あと、補助のソロマイクが結構立っている録音風景で、マイクは全てショップス。
なので、非常に音の早い録音で、オンマイク気味。
ホールサウンド、、、残響短っ!って感じです。
これが此の演奏を効果的に盛り上げています。
全くクラシックらしくない音、、、重厚さ全く無し、、、
偶には違うタイプの演奏を楽しみたい方かベートーヴェンの重さが、、、って方には多きに御勧めです。
上質のセダンでは無くガチガチのスポーツカーの様な演奏と言えば良いでしょうか、、、
結構嵌まっちゃって、今日家に帰ってから、7番、8番、9板、5番、6番と聴いてしまってます、、、
それでも全く聴き疲れ無し、、、ノリノリで楽しんでます、、、
(って、ベートーヴェンってそんな音楽では無い様な気もしないでは無いですが、、、)