昨日、ふとその気になって、オートグラフ・レプリカで懐かしいプログレッシブ・ロックを聴いていたのですが、それなりに良い感じで鳴って呉れます。
これならば、と、棚から引っ張り出し始めたのは完全に個人的なチェックレコード。
音質が良いソースとは申しません。
且つ、アコースティック・ジャズやクラシックの様な自然な楽器の音でも御座いません。
じゃぁ、何を聴くのと言われれば、音楽の雰囲気というか、全体の姿がらしく再生されるか。
当然自分なりに聴き所はあるんですが、そう云う此処の音では無く流れでしょうか。
一時、オートグラフ・レプリカの再生音では聴けた物ではありませんでした。
最初、納入された時から、マルチにして機嫌良く聴いてた頃は良かったのですが(ブログを始める前位です)、クラシックの再生で重心点が高く低音の土台が無い事、音が軽すぎる事が気に成って藻掻き始めた位から、若干音色が暗くなってきて、、、聴けたものでは無くなり、、、
(別段、聴きたければALTEC 604Eで再生すれば良かったので、問題は無かったのですが、、、)
クラシック御用達の様なスピーカーですし、その様な成り立ちのスピーカーではありませんので、ロックがポップに鳴らないのは当然なのかも知れませんが、自分の中ではこれらが上手く鳴らないのはトランジェントなり音の収束なりに問題がある様な気もしますので(本当に個人的な感覚です)、その辺りも何とかしたかったのは事実で、、、
色々掛けてみると、上手くシンセサイザーの音は浮くし、エレキのディストーションの収まりも良好。音の速さもまぁまぁで、バランスは良いようです。
個人的には非常に満足でした。
で、掛けたのは、、、
(全てLPで、近年リマスターしてデジタル化されたものとは音が異なります。どちらが良いとは言えませんが、、、)
King Crimson Islands
まぁ、結構好きなアルバムですが、実験的要素も強いアルバムです。
ロックなのに、普通に管弦楽曲が入ってるし、、、
如何にボーカルが自然に定位するか、エレクトリック・ギターの歪みが上手く響くか等、、、
まぁ、それよりも、このアルバムの違う次元に連れて行ってくれる様な異次元感が出るかどうか、、、
全体としては静かなアルバムですので、喧しいロックが苦手な方でも聴けますよ。
当然CDは出てます。
Earth Wind & Fire All `N All
まぁ、言わずと知れた超有名盤。
上手く再生すると意外な程声が自然です。その上で、どれだけ音が綺麗に浮くか、ホーンが飛ぶかが勝負。ファンキーなリズム感が出なければ、、、全て台無しに成るアルバムです。
当然これもCD出てます。
Queen A Night at the Opera
これはB面、Good CompanyからBohemian Rhapsodyへの流れ。
Freddie MercuryのVocalの存在感が自然に出無いと話は始まりません。
その上で重なっていくコーラスの厚み、広がり、ロックらしい切れの良さが出れば合格でしょうか。
多重録音の極みの様なアルバムですが、そこの粗まで再現すると音楽的に破綻、、、やり過ぎでしょう。
当然これもCD出てます。
the Beatles SGT.Pepper`s Lonely Hearts Club Band
言わずと知れた歴史的名盤。
個人的にどれ程長い間、あらゆるシステムで聴いてきたのか判らないアルバムなので、全体の再生した時に受けるバランスがチェック項目でしょうか。
当然これもCD出てます。
Michael Jackson Thriller
これも歴史的名盤。
上手く再生すると、Michael JacksonやPaul McCartneyの声が目前に浮かびます。
その上で、矢張りリズム感が出るか。特にリズム楽器の切れの良さが出るか。
で、Thrillerでの扉の開閉音の空気が動く振動がどれだけ再生出来るかが、、、
(此処に耳が行くのはオーディオマニアの悪い所、、、)
もし、昔、何れかのアルバムを聴いた事が御座いましたら、改めて聴いてみて下さいませ。
楽しく再生出来なかったら、、、
何か問題があるのかも知れません、、、