さて、初詣は明日行く事にしたので、初再生(^o^)
何を聴くかと考えたものの、、、そうだ、年末恒例の第九聴いてないや、、、
新年だけれど、まぁ良いかと。
で、何を聴くか、、、
悩んで久々にターンテーブルに乗せました。
戦時下、1942年の録音、、、
傷だらけ、リズムしっちゃかめっちゃかの演奏ですが、何とも言えない迫り来るものが在ります。
ターニングポイントを過ぎ、負けるかもと感じ始めた独逸第三帝国。
ゲッペルスから嫌われ、ナチスドイツと上手く関係が継続出来なくなってきた頃の巨匠の演奏、、、
空襲も受け、明日をも知れない、そんな中での演奏。
生き残るんだ!前に進むんだ!起死回生!
そんな独逸国民に少しでも心の安らぎを与えようとしたその演奏は、それなのに矢張り時代の狂気を反映し緊張感が先行する独特の演奏、、、
でも、個人的に此の演奏は好きです。
後年のバイロイトよりも。
実は中学時代、安かったので買ったのがこの一枚。
録音の悪さに驚愕しつつ、演奏の狂気に引きずられました。
そして、久々に聴いて、、、
録音が良いとは全く申せません。
しかし、それなりに聴けます。
正直、自分のシステムの方向性はそう間違ってなかったかなと。
録音をさらけ出すのでは無く音楽を楽しみたいと願って纏めてきましたから。
勿論後年発掘されたRIAS録音の様に、モノラル録音として普通に聴く事の出来る録音も残されていますが巨匠の残した演奏の殆どは音質最低、、、でも聴きたい!
この辺りは本当に難しいです。でも、音楽が聴きたいですから。
で、この話のオチ、、、
間抜けな事に次何を聴こうかと棚を漁って、、、
同演奏の音質的にましな盤、、、
持ってました、、、
聴き直してます、、、
音質が良い分、演奏のダイナミックさが伝わり易い、、、
(新年早々、第九を二回も聴くか、、、アホ、、、)