先日「SAVOY」さんに寄った時に、ジャケットを見せながらサラッと掛けて頂いたこのアルバム、1曲目の鈴木勲さんのベースから始まるイントロから耳を持って行かれ、、、
1曲目のGeogia on my mindから凄く雰囲気がある!
しげしげとジャケットを見ると、、、three blind miceのLPの再販CD、、、
持って無いし、聴いたのも初めて、、、正直情けない、、、当時買っとくべきでした、、、
MARI NAKAMOTO III
中本マリ
鈴木勲
渡辺香津美
TBM56
曲目は
1. ジョージア・オン・マイ・マインド
2. 縁は異なもの
3. ユー・ケイム・ア・ロング・ウェイ・フロム・セントルイス
4. 瞳は君ゆえに
5. ひまわり
6. 人生の余暇
7. ジャスト・フレンズ
8. ディドント・ウィ
9. バークリー・スクエアのナイチンゲール
中本マリさんのヴォーカルは勿論ジャギーでアンニュイな雰囲気が凄く良いのですが、基本的にそれを支える鈴木勲さんと渡辺香津美さんのベースとギターの絡みが凄く心地良いです。
抑えた演奏でバトルは全く無いのですが、所々渋さが光る様な演奏です。
録音が1975年ですので、当時42歳だった鈴木勲さんは兎も角、渡辺香津美さんは22歳!いや、当時から本当に上手いなぁと、、、
しっとりと部屋の明かりを少し落として、一杯引っかけながら聴くには最適のアルバムの一枚ではないかと思います。
三人が三様に上手く絡んで、落ち着いた時間がそこに流れています。
本当にジャズらしいジャズ。
基本的にthree blind miceからリリースされていたLPは音質が良い物が多かったのですが、このアルバムも例に漏れず好録音だと思います。
丁度、向かって左に鈴木勇さんのベース、右に渡辺香津美さんのギターが収まり、センター少し前に中本マリさんのヴォーカルが定位するのですが、このCD、復刻に当たって余計な事を全くしていない様で、殆どマスターテープの傷も修正していない印象です。ヒスノイズも。
だから、凄く音が生き生きしてます。
まぁ、現代的なすっきりした音が好きな方には向かないかも知れませんが、絶版になって久しいthree blind miceのアルバムを探すのも難しく、当時の音に近い形で聴きたい人間には凄く嬉しい復刻ではないかと思います。
と、言いながら、ネット上でLP探しましたが見当たらず、、、
これは本当にLPで欲しいです、個人的には。