先日うちのシステムに仲間入りした、Garrard 401 & Ortofon RF-297 with SPU-A
そこでも書きましたが、非常に音楽を上手く纏めて再現するタイプのプレーヤーだと思います。
当たりが良かったのかワウもフラッターも聴き取れませんし、そこそこ静かに鳴って呉れます。
そして、元々のメインプレーヤー、Final audio Parthenon Jr. & SME 3010-R with audio-technica AT-ART7
250kg程の台の上に載った、総重量70kg近いプレーヤー、、、
ターンテーブルは25kg程ある遠心鋳造のアルミ。それにクローム銅の2kgのシートが載り、スタビライザーが2kg、、、
モーターはAC 8極で交流のサイクルでは無くオッシレーターでsin波を作って、アンプで増幅してモーターを回すという徹底振り。
SME 3010-Rも軸受けはクローム銅に換えてあります。
カートリッジのAT-ART7も空芯コイルで、磁石は大きなネオジウムマグネット、磁気回路パーメンジュール、ラインコンタクト針とφ0.26mmソリッドボロンカンチレバー、、、
レコードの溝の情報を出来る限り総攫いすべく構築したプレーヤーですが、正直レコードによってはGarrardの方が随分魅力的。
2.5kg、アルミダイキャストで叩けば鳴くターンテーブル(但し、純正シートを載せると全く鳴かなくなりますが、、、)、重量こそ40kgは在る積層合板のキャビネットですが、SPUも丸針でローコンプライアンス、カンチレバーだってムクではありません。
そして、Garraadのシステムの方は盛大に針鳴きします。Finalの方は殆ど聞こえません、、、
頭で比べると圧勝の筈なのですが現実はそうでは無いのが面白い所だと思います。
少し古いクラシックはGarrardが良い場合が多いですね。特にフルトヴェングラー氏のレコードになると圧勝!
聴いていて楽しいです。音楽が音楽らしい。
古いジャズも矢張りGarrard。味があるし矢張り纏まりが良い。
で、ロック、ポップスだと、、、録音にも依りますがプログレや音の多いものはFinalの方が纏まりが良いです。Garrardだと一歩間違うと団子になるし。
ダイレクトカットやプロプリウスの様な録音の良いレコードはFinalの方が楽しいです。情報量の多さは流石に、、、
以前に書いた様に重量級、ローコンプライアンスカートリッジの音が欲しくて今回の導入と成りましたが、ほぼ補完し合う関係に成りそうでよりレコードが楽しめそうです。
しかし、ここまで音楽を楽しくプレゼンして呉れるプレーヤーだとは、販売されていた当時には全く思いませんでした。
矢張り聴いてみないと判らない物ですね。
2つ並んで