ヨメがFacebookで防衛省 海上自衛隊 (Japan Maritime Self-Defense Force)のお知らせを見てポチしたらしく、届いてヨメより先に読了。
普通に生活し、任務に就く海上自衛官の生活が垣間見られます。
恋愛話もあって結構微笑ましい漫画です。
海自オタがうっかり「中の人」と結婚した件。 たいらさおり
帯より
「海自にはまったオタ女子が海上自衛官とうっかり結婚!?」
「待ち合わせはヒトヒトサンマル、金曜日にはカレーを食べる、そう、毎日が萌えの蟻地獄、、、」
「亡国のイージス」を観てから海自ヲタに成ったイラストレーターのたいらさおりさんが、海上自衛官の旦那さんと知り合い、恋愛し、結婚、出産と生活を共にしていく日々を柔らかい絵で綴った漫画です。
ある程度、自衛隊に詳しい方なら周知の事が多いとは云え、ターターランチャーに萌えると言い切る作者さんですので、結構楽しめる濃い内容です。
基本ギャグ漫画として仕立てられてますので、軽めの書き方なのですが、自然と滲み出る国を守る事に対する旦那さんの態度とそれを自然に受け入れる作者さんの対応が素晴らしく、有難く感じられたのも事実です。
確かに自衛隊に関しては色々な意見が御座いますし、憲法違反という捉え方をされる方もいらっしゃいますが、国防を放棄しては国が成り立ちませんし、一定レベルの国防力は持っているべきと個人的に思いますし(軍備を廃棄すればせめて来られないとか外交努力でと云う非現実的妄想は持てません、、、)、それに携わる方は有難いと思います。且つ、災害時にどれだけこの国が助けられてきたか。
昨年の御嶽山噴火時も山岳救助隊や警察で対応すれば自衛隊出動は不要などと言う方がいらっしゃいましたが、岩が空から降ってくる有毒ガスが蔓延した場所で救助活動が可能な装備を持っているのは陸上自衛隊だけだと思うのですが、、、
国を守る人々も、普通に彼女さんや奥さんが存在する一般国民である事が実感として感じられる良書だと思います。
巻末の市ヶ谷台ツアーのレポート、護衛艦「はたかぜ」の内部レポートも写真掲載が多くて楽しめました。
入門書として御勧めです。