劇場公開が2週間限定で田舎ではして呉れなかったので、見る事が出来ず、早々に購入予約していたこれが、本日届きました(^o^)
LPサイズです。LPと思って開くとこれが入ってました
安彦良和さん書き下ろしのジャケット絵
中にBle-Rayと絵コンテ
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 2015年 安彦良和監督作品
本作の副題は
「青い瞳のキャスバル」
で、ルウム戦役でのシャー・アズナブル中尉(この後、2階級特進で少佐に)の赤いザクII、「黒い三連星」のザクIIが派手に飛び回り、連邦の戦艦を次々に沈めていく宇宙船のシーンから始まります。
レビル将軍も登場しますが、捕虜に成るシーンは無し。
板野サーカス炸裂で、今の時代の技術で板野さんが指揮を執ればここまで立体的に動くのかと云う、アニヲタ的にはワクワクするスタート。
そして、物語は宇宙世紀0068へと。
子供の頃のシャー・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)とセイラ・マス(アルテイシア・ソム・ダイクン)がサイド3から地球へと亡命するまでが描かれています。
いや、安彦良和さん自身のキャラクターを御自身で総監督して今の技術でアニメ化していますので、活き活きと見事に動きます。
1979年当時の作画崩壊も、粗い書き込みも全く無し。
もう、これが見られるだけで嬉しくて、嬉しくて、、、
36年を経てこんな作品が見られるなんて、感無量です。
まぁ、オールドファンが思い入れ一杯で観ていますので、冷静な評価なんて全く出来る訳が無いのですが。
若き頃のランバ・ラルやクラウレ・ハモンが活き活きと動いているだけで超満足ですし、、、
ヲタならこのシーン、36年前のオリジナルのあのシーンのリメークと判るシーンが色々出てきますし、、、
物語そのものは、サイド3、ムンゾ自治共和国(この時点ではジオン公国では御座いません)での内紛、独立戦争への歩み始めが細やかに描かれていて、昔のガンダムの架空戦記を描くと云う本質が、より完成度の高いレベルに押し上げられています。
冒頭のシーン以外はモビルスーツも1種を除いて出て来ませんし、勿論RX-78-02も出て来ません。
でも、1年戦争以前の歴史絵巻を見る様な見事な演出で、某大河ドラマなんぞは足下にも及ばない程のリアルに時代の流れを感じさせて呉れる描写です。
当然人間関係の描写も、その後の物語(つまり、一番最初のガンダム)に綺麗に繋がる様に調整され深められてます。
架空の歴史が架空で無い様に感じられる、それだけでも作品として成功だと思います。
本作は今後、4部まで作製され、1年戦争そのもののリメークは無い様なのですが、出来れば観てみたいですね。
このレベルで描かれた1年戦争を。
少なくとも、ここまで読まれて記載内容を殆ど理解出来る方でしたら、是が非でも御覧に成る事を強く御勧め致します。