話そのものは結構単純です。
捻りも無い。
楽しく観られるシンプルな娯楽コメディです。
(ドンパチありですが)
ただ、主演、監督、製作総指揮の顔触れを見ると、、、
肩の力を抜いたセルフ・パロディとして御楽しみ頂けるかと。
(間違っても、同監督の作品である「ニキータ」や「レオン」は期待しないで下さいませ)
マラヴィータ 2013年 リュック・ベッソン監督作品
話はシンプルです。
FBIの証人保護プログラムで欧州に逃げている、元NYのマフィアの一家の話。
まぁ、銃撃戦もあり、爆発もありのクライム・コメディなのですが、テンポが良いので何も考えずに楽しめます。
ストーリーには捻りも何も御座いません。
ただ、、、
主演のロバート・デ・ニーロさん、御存知の通り「ゴッドファーザー PART II」(1974年)で若き頃のドン・ヴィトー・コルレオーネを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞されてます。
それ以降「アンタッチャブル」「グッドフェローズ」とマフィアのギャングを演じこの映画、、、
「グッドフェローズ」の監督はこの映画の製作総指揮であるマーティン・スコセッシさん。
この辺りの後日談の様な位置付けなんでしょうか、この映画。
そう思って観ると結構楽しいんですよね。
(多分、制作側はその様に作ってます)
この映画内でノルマンディーの片田舎の街での映画上映会で上映されるのも「グッドフェローズ」。
それを実体験の様に解説する主人公、、、笑えます(^o^)
それ以外にも俳優さん達が魅力的で、その辺りで結構楽しめる映画に仕上がってます。
まぁ、「バットマン・リターンズ」でキャットウーマンを演じていたミシェル・ファイファーさんは、ロバート・デ・ニーロさんの奥様が似合う雰囲気には成っていましたが、目力は衰えず。
娘役のディアナ・アグロンさんはとても魅力的ですし。
BOSSコーヒーのCMでも有名なトミー・リー・ジョーンズさんも良い味を出してますし。
肩の力を抜いて楽しめるコメディです。