彼女の17年振りのレコード。
ですが、これの前にリリースされた限定アナログ盤の「わたしの子供になりなさい」とその前にリリースされたレコードである「グッバイガール」の間隔は10年、、、
普通にLPで入手出来た頃(16枚目のアルバムである「グッバイガール」までは全てLPが普通に手に入りました)から既に四半世紀ですね。
多分最近のアナログブームに乗ってのレコードリリースなのでしょう。
でも、嬉しいです。
組曲 中島みゆき YCJW-10008
聴いた第1印象は、80年代の彼女のレコードと同じ感覚、、、
ある意味、懐かしい。
近年の彼女のアルバムの様に力の入ったボーカルでは無く、昔の一寸力の抜けたみゆき節。
それだけで嬉しい様な。
歌詞も彼女らしい視線の独特の世界で自然な感覚が嬉しいです。
ドラマの主題歌もシングルヒットした曲も無く、本当にアルバムとしての作品。
通して聴いてこそのアルバムです。
今の1曲買いする世相に抗う様に。
キャッチーな曲は無いものの、結構佳作と言って良い曲が上手く組み合わされていると思います。
ファンなら買って後悔は無い様に思います。
で、LPなんですが、CDと収録曲数が同じで2枚組に成って居るのが本当に嬉しい!!!
まぁ、CDしか聴かない方には何の事か判らないかもしれませんが、最近はLPでリリースして呉れても殆どが片面15分以内で2枚組4面。
正直掛け替えるのが面倒で面倒で、、、
カッティングマシーンを昔の様に操れる方が減ったのか、音質重視なのか(大いに疑問のある所ですが)、溝の幅を詰められないので仕方無いのか。
そんな一般的な流れの中、普通に昔のLPの片面の録音時間です、このLP。
ただ、カッティングレベルが、、、
普段よりヴォリュームを上げて聴かないと、音が小さくて驚きます。
録音そのものは悪く無く、自然な音で楽しめるので良いのですが。
前述の問題とコンバートなのかもしれません。
それでも、レコードをリリースして呉れたのは本当に嬉しいです(^o^)