まぁ、本当に久々にオーディオに関しての記事です、、、
毎日の様に音楽は聴いて居るので使っている事は間違いが無いのですが、どうも保守的なのか現状の音である程度満足していると変化させる気も起こらず、、、
飽く迄道具であって目的で無いというか、出来れば何も苦労せず聴きたい音が聴ければ一番良いというか、これではオーディオが趣味だとは言えませんね。
それはさておき、これを手に入れました
高槻電器工業のTA-300B、純国産の300Bです。
無駄に桐の箱に入ってます、、、
(紙箱で値段を下げた方が良いのにと思うのは駄目なのかなぁ、、、)
定価を見て驚いたのですが、現行の300Bの中では図抜けて高価です。
(正直、此の値段なら他の300Bを買いそうな気が、、、)
48時間程念入りに火入れをして、暫くSunvalley SV-2(845が出力段のアンプです)のドライブ球として使って馴染ませてから比較してみました。
使用機器は、以前手持ちの300Bを聴き比べた時と同じです。
前提としてこんな聴き比べなんて使っている機器で印象は大きく異なりますし、聴いているのが駄耳の爺ですので、参考にも成らないとかもしれないと云う事を御了承下さいませ。
聴き比べた300B
フィラメント形状
WE 300B、2004
米国製の復刻球です。
一応これをコントロールとして聴き比べしました。
弦の響き方も悪く無いし、バランスの良い聴き易い球だと思います。
WE 300B、1988
所謂ベル球。本物のWEは、、、高くて手が出ません、、、
それでも重心がやや下がり、響きの美しさが目立ちます。
勿論情報量も多いです。
Svetlana 300B
音が強いですね。
打楽器の音は非常に良い様な気がします。
反面、音色の美しさがやや落ち、滑らかさも、、、
ヴォーカルがスッキリ前に出て来たりして聴く音楽やアンプによってはこの球の良さが生きると思います。
この球もWEと同じ釣りフィラメントですね。
TA-300B
クッキリした音というのが第1印象。
やや高音側にバランスが寄る様な感もありますが、情報量は多いです。
リップノイズやピアノのペダルの音等が一番良く判る球です。
(音楽を聴くのに要らない様な気もしますが、録音の情報を出すという点では優れているかと)
癖も少ないですし、日本的なとてもHiFiな球と言えるかもです。
電気楽器の再現はこの球の方がWEより好ましい部分があったと思います。
TA-300B、結構好印象でした。
この音を好まれる方は一定数いらっしゃると思います。
現状ではWEが高価に成り過ぎてますし、、、
(うちが入手したのは大分と前ですので(^o^) 今の値段ですと、とてもとても、、、)
とは言うものの、この球も高価ですが、、、