先日の大野さんの所でのライブの後、辻恭子さんにうちに寄って頂いたのですが(実はとある企画が、、、)、その時、色々聴いて頂いて曲を選びながら、「そう云えば、ジャズを取り上げたアニメも在りますよ」と云う話から「是非観たい!」と云う事と成り、日曜日(8月13日)に上映会をしてました。
3人位でまったり観るのが良いですね。
家だと喋っても問題ありませんし、、、
此のDVDセット、仏製でリージョンも違いますし、PALですので一般的なプレーヤーでは再生不可能です、念の為。
原作は小玉ユキさんの少女漫画です。
なので、恋愛模様や心理描写に重きを置かれています。
ただ、漫画からは、絵からは音は出無い、残念ながら。
そう成ると音を表現手段として使えるアニメに優位性があるかも知れません、音楽を主題とした物語では特に。
時代は1966年、ジャズが未だ身近な新しい音楽であり、ロックが台頭しようとしていた頃。
転校してきた高校生の主人公と佐世保の一見不良にしか見え無い男子学生が、ジャズを通して親しくなり、青春劇を紡いでいく物語です。
勿論高校生らしく(少女漫画ですから)恋愛悲喜劇が色を添えます。
(いや、原作的にはそれが主題だろう、、、)
で、全12話の全ての題名はスタンダードジャズの曲名。
そして、アニメならではの見事な演奏シーン。
きっちり音と絵が合ってます。
(勿論、弾いている鍵盤も正しい鍵盤です、念の為)
言葉で上手く伝えられない想いをセッションでぶつけるシーンも所々にあり、それだけに見事に描写された演奏シーンはこのアニメの要ですし、それがこのアニメを名作たらしめている一因だと思います。
物語そのものは恋愛劇が主体でもありますので、爺には面倒臭い部分も多少御座いましたが(本音で、観ながら「演奏シーンもっと増やせよ、、、」と何度呟いたが、、、)、それなりに綺麗に纏まっていますし、当時を知る目で観ても時代を上手く切り取れていると思います。
取り分け、舞台の一つと成ったレコード屋さんに並んでいるジャケットが、、、ジャズファンなら絶対聴いておくべき名盤ばかりで、この辺りに今のアニメの芸の細かさが感じられます。
ジャズファンにもそうで無い方にも楽しめる良作だと。
感想はその辺りにして、全12話一挙上映会の後は、取り上げられていた曲のアルバムを再生して反省会(^o^)
(ある程度ジャズを持っている人なら可能なレベルの名盤ばかりです)
で、聞きながら色々話をしていて、次回は「シン・ゴジラ」の上映会に成りそうです、、、