キット屋さんのブログ「店主のひとりごと」の2011年7月15日の日記でさらっと
「SV-2(2007)は当社の845シングルのトップモデルとして永く君臨して参りましたが、いよいよ製造中止が決まりSV-2(2010)に完全移行することに。」と云う大橋さんの記載に気付かれた方はどれ程いらっしゃったでしょうか?
このアンプで鳴らしたコーネッタ レプリカの音を聞かなければ、、、うちのオーディオ、今の状態と大きく違っていたと思います。初めて試聴室に御邪魔したその日に購入即決。初めて買ったキット屋さんのアンプがこれです。
その巨体にふさわしいドライブ力と、立ち上がりの早いややきらめきを持った音、、、聴いて直ぐに気に入りました。
新築中だったため取り置きして頂いて、オートグラフ レプリカと一緒に納品されました。you tubeにアップされているオートグラフ レプリカの音はこの納品時の音です。
最初から思っていた音を奏でて呉れました。
納品されて直ぐの状態。6SN7はECC32に、300Bはナス球に、845はGDのメタルプレートに換装しました。きらきらした明るめの音色を初段のムラードで抑え気味にすると云うバランスでした。
オートグラフ レプリカ駆動用に購入しましたし、途中マルチアンプに成ってしまったため、SV-2(2007)はSV-353が導入されてからも、オートグラフ レプリカしか繋がれていません。
(現在は高音用ドライバー駆動アンプとして使用しています)
ですから、色々なスピーカーとのマッチングは判りません。ただ、思う以上に球で音色が変化します。
300BにEATを使ってみました。此の組み合わせの頃が一番がっちりしたエネルギッシュな音がしていました。あらゆるジャンルの音楽をオートグラフ レプリカで鳴らそうとしていた為でした。
しかし、段々クラシックを聴く事が多くなり、オートグラフ レプリカに万能性を求めなくなってくるに従い、より深い弦の音、軽いながらも陰の階調が判りやすい音が欲しくなり、球は変わっていきました。
(ある意味、真空管オーディオの醍醐味と言えば聞こえは良いが、球地獄でんなぁ、、、)
現行の状態です。
最初の頃と比べると、大人しい落ち着いた音に成りました。が、元々の資質は変わらず非常にしなやかなバネの有る音を奏でて呉れます。
(と、云う、完全自己満足的感想なんですが、、、うちの音を聞いて頂いた方々、どんなもんですか???)
このアンプの廃番は悲しいなぁ、、、SV-2(2009)も何時まで続くか判らないし、、、ALTEC604E駆動用にもう一個欲しいけどなぁ、、、置く場所無いし、、、(お金も無いし、、、)