此の作者のもう一つの作品である「深夜食堂」も、深夜に開いている食堂を中心とした街の取り留めも無い人間模様を描いた作品ですが、これ、もっと取り留めがありません。
舞台は、耳かき店、、、、
山本耳かき店 安部夜郎
此処までふわ〜っとした雰囲気で、有りもしない耳かき店の話を展開されても、、、、
この、オチが有るのか無いのか判らない話を楽しめるかどうかは、此の作者の醸し出す空気を楽しめるかどうかだと思います。多分「何これ???」という方も多いかと。
でも、何となく空気だけで読まされてしまう作品でした。
きっと此の作家さん、こう云う作風で行くんだろうなぁ、、、
空気を読ませる様な、、、
あくまでそう云う漫画ですので、何かを求めて本を読む方は向かないと思います。
本中毒の人間の箸休め的作品でしょうか。
でも、面白かったです。どこが?と聞かれると、、、答えに窮しますが。