先ず、「私をスキーに連れて行って」と云う映画を御存知でしょうか。
バブルブクブクのスキーブームの火付け役と成った、伝説のスキー映画です。
この映画1987年公開ですが、その20年後に作られました。
20年は長かった、、、今やスキー場、がらがらです、、、(涙)
銀色のシーズン 2008年 羽住英一郎監督作品
この映画、「わぁ、スキー映画や!久々や!観に行きたいよね!」って、映画館の予告編を見て夫婦で言っていたのですが、封切りが2008年の1月、、、
シーズン真っ最中に封切られても、、、映画観に行く時間あったらリアルでゲレンデ行くわい!!!
と云う理由で、今回初めて観ました。
ストーリー、、、まぁ、こんなんやわなぁ、、、、演技、悪くない。むしろ良い。
でもね、これ、ゲレンデに立った事の無い方が御覧に成っても、、、金返せ!だわ、、、
「プリンセス・トヨトミ」の
稿で書いた様に、「UDON」と同じ。あの、ゲレンデの景色に、雪に、シンパシーを持たないと絶対シンクロ出来ない。
そして、此処の問題点の根が深いのは、この映画のプロデューサがスキー大好きで、何とかスキー映画を作りたかった!これは良し!で、監督、スキー経験無し、、、、、アカンやん!!!
青春ドラマとしてはアリです。「私をスキーに連れて行って」より良く出来ているかも知れません、、、でもね、、、
俳優陣達もスキーの特訓、3ヶ月頑張ったらしい、、、でもね、3ヶ月じゃね、、、、
吹き替えとの差が余りにもありすぎて、、、悲しかったです、、、
ただ、スクリーンに広がる雪山、ゲレンデを観て、それが何処なのか判る人間には、滑った事のある人間には、此の画像は楽しめます。実感できるから!
スキー大好き、白馬大好き(一部ニセコですが、、、)の方には御薦めです。
シーズンインの前にテンションアップにどうぞ。
今は、SKINOW、御座いませんので、、、
以下は蛇足ですが、、、
「私をスキーに連れて行って」と本作品を比べると、この20年でのスキー技術の変革が如実に出ています。全く滑走技術が違う!
これ程、道具が変わって技術の変化したスポーツも希なのでは無いかと思います。
うちのヨメなんざぁ、「私をスキーに連れて行って」を観て、「変な滑り方!」と一刀両断、、、
昔スキーが好きで、ここ10年程、遠ざかって居る方はリハビリ代わりに御覧に成って頂いても良いかと。
今は踏み換えませんし、外側加重命!とは誰も思っておりません、、、勿論上下動も然程致しません。
因みに「私をスキーに連れて行って」にクマが履いていたスキー板の長さは200cm。今年買った板の長さは172cm、、、あれあれ、、、