以前、kennoy-mini様のブログでWE328Aのラージパンチとスモールパンチの音の差が話題に成っていました。コメント欄でうちでも聞き比べしてみますねと言ったものの、、、
完全に風邪引きから復調してからと思って、だらだら引き延ばしてきましたが、、、
はい、試してみました。
正直、310系の球は、SV-310EQ、SV-310、SV-91Bで合計8本使用中、、、
死ぬまで持つぐらいの備蓄は全種類でありますが、、、
それぞれの音質差は何となくしか掴んでいませんでした。
改めて聴き比べるとある程度の差は当然ありました。
(ブラインドテストで当てる自信は、、、御座いません、、、)
ただ、それぞれに良さがあって、聴く音楽やシステムで正解は異なると思います。
比較試聴に用いたのは何時ものクマのシステム。
クラシックはSV-2(2007)&SV-2PP(2009)を介してオートグラフ・レプリカ。
ジャズはSV-91Bを介してALTEC 604E、ポップスはSV-23Dを介して矢張りALTEC 604Eで。
310を入れ替えたのはSV-310です。
試聴した球は
全7種類!
頑張りました。
今まで使っていたWE-310(ラージパンチ)(6126)をスタンダードとして比較試聴です。
WE310(スモールパンチ)(252&326)
一聴、静かで滑らかです。切れ込みもより鋭いのにきつい音ではありません。
音像も締まりかつ奥行きの表現も優れていると云う離れ業、、、
ジャズも雰囲気がより深いです。その上、切れ込みの良さがプラスに働いてポップスも元気よく良い感じ、、、
シールドの形状差で音に差が出るって、、、理論的には、、、
構造が違うのでしょうか、、、音は違います。
そんなに差は無いだろうと思っていただけに、、、驚きました。
WE337A(スモールパンチ、しかないのかな、、、)(212)
310を少し明るいバランスにした印象です。音の粒立ちが良いかな。重心点は極僅かに上がった感じ。
ジャズだと少し派手に聞こえます。ボーカルにとってこの粒立ちはプラス。声がより生の様に聞こえます。ポップスにとっても明るさが味方をします。
HALTRON 337A
WE337Aと比べてしっとりしている印象です。
WE310と比べて極僅かに情報量少ない印象ですが、バランスは悪く無いです。
響きが少し減る様な、、、でも、値段を考えると良い球だと思います。
CETRON 310
高音に独特の響きが微妙にあり、それがこの球を特徴付けていると思います。
音源に嵌まればアリの球です。ジャズではblue noteを掛けた時、非常にらしい音で鳴ってくれました。ポップスも賑やかに鳴って、良い雰囲気です。
ロシア製310
まず、力強い音です。
これも音源やシステムと相性が合えば良い球です。ジャズでは芯の強さ、太さが合うので、音が活き活きします。ポップスも明るく元気いっぱい、非常に楽しめる音です。
クラシックを余り聴かない方だったら、絶対アリの音です。
番外編
RCA 6C6
310のEf/Vが10Vに対し、328は7.5V、6C6は6.3Vで定格外使用です、、、
寿命が短くなろうが、何が起ころうが自己責任で、、、宜しく御願い致します。
実は、鳴ります。普通に、、、
明るめのぷりっとした音でバランスも悪くありません。音像は明確で、響きよりも直接音の実体感が目立ちます。でもロシア球程ごりごりしていません。
ジャズ、ボーカルには良さが目立ちます。
ポップスもアタックが明確に出るこの音の弾み方は楽しめます。
大体、大雑把に印象を書き綴ってみました。
現時点でのクマのシステムでのベストはWE310(スモールパンチ)です。
早速入れ替えて聴いています。
昔だったら、虎の子だし勿体無いなぁ、、、と偶に出して聴いていたと思いますが、最近は、何時まで生きているやら、何時まで耳が聞こえるやらで良いものから順に使う事にしています。
まぁ、それに、結構寿命長い様だし、、、
(と、言いながら、スモールパンチ高価だし、、、予備が、、、、)