クマは生理的に露西亜の作曲家の楽曲が好きなのかも知れません。
何とも言えず耳に馴染む感があります。
ですから「露西亜演歌」と陰口を叩かれるチャイコフスキーなんてベタで好きですよ。
よく交響曲の1番なんかは気が付くと掛かってます。
で、クラヲタの甥のdodonko氏も露西亜ものが好きなのか、結構CDを供給してくれます。
これもそうやって教えて貰った1枚。
非常にバランスの取れた露西亜音楽らしい旋律の楽しめる1枚だと思います。
Kalinnikov
Symphonies Nos.1&2
National Symphony Orchestra of Ukraine
Theodore Kuchar
NAXOS
8.553417
カリンニコフ氏はチャイコフスキー氏にも認められ、2つの指揮者を任されながら結核に罹患しウラル山脈の山荘で、貧困の中35歳でこの世を去った作曲家です。
このCDには彼が残した交響曲が2曲とも納められています。
非常に耳に馴染む美しい旋律が特徴だと思います。結核療養中に書かれたとは思えない、基本的に明るい印象の交響曲です。
比較的評価も高く、演奏される事もある1番に対し、更にマイナーな交響曲2番ですが、この曲の旋律も美しく、映画音楽の様ですら在ります。
芯の太さすら感じさせる曲で、クマは此方の方が好み。
チャイコフスキーほど演歌で無く、ストレートで判り易い旋律は、マイナーとは言えクラシック初心者の方にも御薦め出来ると思います。
(ネットで買わないと、田舎では作曲者名すら???と思いますが、、、)
このCDの演奏も指揮者が若い為か、捻りの無いスッキリした演奏で、よりこれらの曲の聴き易さを補強しているかも知れません。
音質も素直な録音で聴き易く、「どうです、高音質でしょう!」なんて云う嫌みが無く、好感の持てる録音です。
騙されたと思って、聴いてみて下さい。楽しめますよ。
追記:大変失礼致しました。これ、dodonko氏に貰った一枚では無く、score教授のブログを読んで買った一枚でした。
全く失念して居りました、、、
歳を取ると忘れっぽくなるので、、、済みませんでした。