何故か、昨日からLPばかり聴いています。
まぁ、そんな気分なんでしょう。別に理由は御座いません。
普段、面倒な時はCDばかりですが、、、
幸い、昔から少しずつ買い集めたLPは多少御座いますので、聴く音源には苦労致しません。
久々に引っ張り出したのがこのLP
Tchaikovsky
Piano Concerto No.1
Svjatoslav Richter
Herbert von Karajan
Vienna Symphony Orchestra
DGG
MG-2061
第一楽章冒頭部分を聴いた事が無い方はいらっしゃらないだろうと言い切れる、ベタベタな名曲です。
それをべたべたな名演で。
でも、此の演奏、非常に素晴らしい演奏だと思います。
特に、第2楽章の弱音部のピアノの美しさ。
それに寄り添う制御の効いたオケの音。最高です。
本当に綺麗に寄り添った演奏です。
ピアノをオケが見事に引き立てている。
全く性格も芸術的志向も違う様に思われる、リヒテルとカラヤンですが、どんな奇跡が起こったのか。
まぁ、御二方とも超一流なんでしょうね。
オケがベルリン・フィルやウイーン・フィルで無くウイーン響なのも上手く作用したのかも知れません。
録音も60年代前半のDGGらしく、カッチリとしていながらも変な細工の無い、結構あっさりとした録音で、演奏をより際立てています。
本当に久々に聴いて、楽しめました。
当然CDでも販売されています。
余談ですが、1975年のベルマン カラヤンの同曲も聴いたのですが、、、此方のカラヤンは引き立てる気は無くなってるのか、、、ベルマンもマイペース過ぎるのか、、、
しかし、当時鳴り物入りで紹介されていたラザール・ベルマン、何処に行ったのかなぁ、、、