クラッシャージョウ、8年振りの新作!!!
まさか出るとは思っていなかった、書き下ろし文庫でした。
読めるだけでも嬉しいです(^o^)
水の迷宮 (クラッシャージョウ11) 高千穂遙
裏表紙より
「水中行動に特化した能力を持つ傭兵アプサラは、銀河連合の管理のもと、二つの勢力が内戦を展開している、水の惑星マルガラスでの軍事活動に従事していた。その内戦のさなか、マルガラスの先史文明調査チームの責任者ディーラーを護衛するため、ジョウとアルフィンは海底遺跡調査船に乗り組んでいた。しかし戦闘に巻きこまれた際に、アプサラと接触したことで、調査は二つの勢力の思惑をめぐって意外な方向へ転がり出す!」
実に第一作が世に出たのは1977年!
書き継がれて36年、、、 書き手も読み手も歳を取ったものです、、、
しかし登場人物はエバーグリーン!そこが良いですよね、物語は。
読む時の気分は何時も高校の頃のあの気分!
作者の高千穂遙氏は日本のSFアートの先駆けと成った「スタジオぬえ」創立時の主メンバーの一人であり、本邦でスペースオペラを書いた初の作家としても知られています。
まぁ、そのスタジオぬえが創立されたのは1974年、、、中高大と一番ハードSFを読んでいた次期と附合致しますので、何年ファンをしている事やら、、、
本作はストーリーの纏まりも良く、久々にスペオペを読んでもサクサク進みました。
まぁ、SFの設定に対する親和性の問題も御座いましょうが、、、
(この辺り、時代劇と似てますよね。一定の御約束を知らないと今ひとつ理解が、、、)
まぁ、何よりジョウを初めとするクラッシャー達との再会が、一番嬉しかったかも、、、
とは、言うものの、若干脇役気味でしたが、、、舞台設定も水の惑星、マルガラスから全く外に出ませんでしたし、、、ミネルバの活躍なんて全く無いし、、、
その辺りは若干フラストレーションは残りましたが、でも、完成度の高い作品だと思います。
個人的には同じ作者さんの「ダーティペアー」シリーズのハチャハチャさの方が好きですので、そちらの新作も大きに期待しつつ、、、
でも、本当に新作が読めて嬉しかったです。
このシリーズを御存知の方は、是非!!!
新作です!