FacebookでPaul McCartney氏のページに「いいね!」して、情報を受け取ってますが(ほぼ毎日配信あり)、この所は「Wings Over America」のCDの情報ばかり、、、
「1976年リリースのこのアルバムのCDって今更?!」って思っていたのですが、まぁ、気楽に聴きたい時は良いかと思い密林商会でポチ。昨日届きました。
調べてみると長らくこのCD、絶版だったんですね。高値に成ってた様で今更ページで取り上げた事も納得。
今回は御本人がプロデューサーで、亡き奥様のリンダとジミー・マックローチ氏に捧ぐとクレジットされてます。
それだけに非常に丁寧にリマスターされているのか、なかなか悪く無い。
で、リリース当時、LPを買って手元に在りますので比べてみる事に。
レコードは高校の頃買った輸入盤ですが(当時買っていたのは殆ど輸入盤。音が良いからでは無いですよ。安かったからです!今と成ってはそれで助かってますが、、、)、何故かItalia盤、、、
今更の様にジャケットを読んで気が付き吃驚。
何故、Italia盤を買ったのか、、、遠く記憶の彼方なので謎です。
(多分、偶々安く売っていたのだろうなぁ、、、)
で、聴き比べると、今回のリマスター、細かな傷を丹念に修正したようです。
ライブ盤ですので、どうしてもマイクが周りの音を拾ったりします。それ故不明瞭に成ったりするのですが、デジタルで細かく修正したのでしょう。スッキリした音です。
ただ、声なんかはレコードの方が厚みがあって生声に近い感じです。
それにある程度の分解能を持ったシステムでしたら楽器の音と周囲のノイズは分離して聴き取れますので、オリジナルの録音の方がライブらしい音で良い部分もあります。
重心はCDの方が僅かに高め。レコードの方が蒲鉾バランスで落ち着いて聞こえます。
でも、これはこれで修復作業としては悪く無いと思います。
それ程悪く無いんですよね、このCDの音。
DSDでマスターしとけば、アナログテープのように経年変化で劣化する事も防ぎ易いですし。
一時はアナログ録音のマスターからCDに成ったのを聞くと、明らかに音質が劣化している例も多かったのですが、物によってはCDでも良いかな、と思う事も最近は御座います。
それこそ最近のレコードで、デジタルマスターからレコードを起こしたのとマスターから直焼きしたCD-Rを比べたら、CD-Rの方が音が良いなんて経験も御座いますし、、、
アナログでマスターが作られる事が殆ど無いこの時代ですから、デジタル再生、もう少し頑張ってみようかな、何て思ったりもしました。
とは、言いながら手持ちのレコードを排除する気は更々無いし、古いレコードを見つけたら買って来てますが、、、
(レコードは音溝を傷めなければ半永久的な寿命ですが、CDは劣化しますからね、、、一説に拠れば寿命は30〜50年とか、、、それ位前のレコードで普通に鳴るのってうちにも沢山御座いますし、、、)
DSDの配信のPCMを介さないアナログ変換に着手しないとなぁ、、、
時代に取り残されそうだし、、、
とか言いながら皿回ししてるんですが、、、