この間から大体システム全体が纏まった感じにやっと成ってきたのですが、、、
score教授のブログの記事とその後のコメント欄の遣り取りで感じた事もあり、取り留めの無い話に成ってしまうかも知れませんが、まぁ、現時点で思って居る事の記録として記載します。
この間、「どじはうす」に遊びにいった時に聴かせて頂いた音で感じた事、その時の幸子ママとの遣り取りは
記事にしました。
そこでも書きましたが、「音楽をどう聴きたいか、どんな音楽経験をしてきたかで自分の脳が判断する音は変化するでしょうし、その感覚に基づいて音を調整しますので畢竟結果として出て来る音は人それぞれに成るかと。
同じ演奏を同じ場で聴いても、脳内で処理している情報は人それぞれ異なるでしょうから。」
と云う考えは本音です。
だから、score教授が記載されている「ひょっとするとオーディオって「勘違い」と「錯覚」を元にして成り立っている世界じゃないのですかね??」と云う話はその通りだと思いますし、先に記載した事を違う言葉で記載すればそう成るのではないかと思います。
そして、個人的なオーディオである限りそれで所有者が幸福に音楽を楽しめるのであれば何ら問題は無いのではないかとすら思います。
制作サイドが意図した音を正確に再現するのが正しいと云う意見もあるでしょうし、生の音に近い音を再現するのが正しいと云う意見もあるでしょう。
ただ、聴き手にとって「制作サイドの意図した音」そのものが推測するしか無い代物ですし、「生の音」と言っても音源にそれが正確に入っているかどうかも判りませんし、、、
結論の出無い問題かも知れません。
幸いな事に自室で演奏して頂いて、その生演奏を聴いていたのとほぼ同じ位置で再生音を確認する作業はしてます。
それでも、手に入る音楽ソースには様々な物が在り、録音の仕方も違えば入っている情報量も違います。
その何れをも正確に再現する様なシステムが在れば、、、世の中にこれ程多くのオーディオパーツが存在しないのではないかと、、、
最大公約数的な物としても不可能ではないかと思います。
最終的に脳が音楽を演算処理してイメージしている以上は。
鈴虫の鳴く声を雑音として脳が処理するか、虫の音色として処理するかは民族によって異なるという話は有名です。
では、音楽は民族が異なっても脳内で同じ様に処理されて同じイメージを感覚しているのでしょうか?
細かい部分に至っては各個人で異なっているのではないかとさえ思います。
ですので、結論として色々セッティングを変えたり調整したりしてその個人の望む音を奏でればオーディオは良いと思います。
さすれば、色々な種類の音楽を一つのシステムで楽しめるのか。
ある程度の割り切りとオーディオ機器を使い熟すスキルがあれば可能かも知れません。
クマには無理です。スキルもなければ悟りも無い。
正直、非難や誤解を受ける事を諦めた上で言えば、現状でオートグラフ・レプリカとALTEC平面バッフルの再生する音のバランスや傾向は非常に似通ってます。ランドセルレプリカすらも。
この間、くうが氏が遊びに来て呉れた時に現状の音を聴いて貰い言われたのは「こんなにスピーカーが必要なのか」と。
ヨメまで「全部似た様な音!」と同調していました。別の意図が見え隠れしていましたが、、、
ところが、使っている個人にとっては矢張り結構描き方が異なって聞こえているし、そこの差違が拘っている所で譲れない。
オートグラフ・レプリカだとジャズドラムの反応の早い響きが鈍く聞こえますし、ALTEC平面バッフルだとホールや教会の響きが薄い。
こんな音で聞こえて欲しいと云う欲望が深ければ譲れない部分が増えていく、、、そんなものかと。
場所と予算さえ許せば未だ未だ使ってみたい物は沢山在ります。
どちらも有限ですので諦めて居りますが。
あのユニットをこう云うエンクロージャに装着して、こう云うバランスのアンプで成らせば面白いだろうなぁ、何て妄想する事も屡々、、、
でも、そうやって纏めていくと主体がクマである限りクマの好みの音に成るんでしょうね、きっと。
そして言われる「同じ様な音やん!!!」
いや、だから、違うんだってば!!!
生活の役に立たないどうでも良い事に拘るから趣味なんでしょうね。
とは、書いたものの、オーディオ仲間に聴きに来て貰って、色々言われるのはそれはそれで凄く参考に成りますし、思わぬ改善が得られる事も多いです。
「このCD、○○のホールで録音されて録音技師は△△さんだけれど、響きの出方が本来の音では無い」何て指摘されたら、グ〜の音も出ませんもの、、、
まぁ、打たれ強いので立ち直りますが。