クマ「何でこれ借りたん?」
ヨメ「覚えて無い、、、」
観終わった後のうちの夫婦の会話、、、
確かにそれ程悪い映画でも無い様な気もするのですが、何なのかなぁ、此の感覚。
1995年のゴールデンラズベリー賞で栄えある最悪作品賞・最悪監督賞・最悪主演女優賞・最悪新人俳優賞・最悪脚本賞・最悪主題歌賞の6部門を制覇し、2000年のゴールデンラズベリー賞でも1990年代最悪作品賞を受賞。
まぁ、そこまで悪い映画でも無い様な気もするのですが、、、
アメリカ映画らしいサクセスストーリーですし、ショービズ界の裏舞台も結構しっかり描かれているのですが、何と言うか全体のバランスが、、、
個人的な感想では中途半端なんですよね。
ドキュメンタリータッチで撮って仕上げたらそれなりだったかも知れません。
ショーシーンもお金が掛かってしっかりしたものですし、決して俳優さん達も下手ではありません。
凄くトレーニングした事が伺えます。
ただ、カメラワークが平坦。
当時のMTVのクリップの様な録り方なら盛り上がるのでしょうが、比較的引きの多いアングルで変化に乏しいので今一盛り上がらない様な、、、
脚本も何故此の人物を絡ませないといけないの?と云う登場人物も居たりして、もう少しソリッドにすれば、、、
ショービズ界のリアルであろう残酷さは結構見事に描けていますし、主人公がそんなドロドロした世界で若さを武器に切り進んで行く姿も悪くありません。
その側面に感動出来る観客からは結構高評価される映画だとも思います。
ただ、全体の展開がモッチャリしていると云うか無駄なシーンも散見されるので、128分をもう少しカットすると印象が違った様に思います。
製作会社はランボー3部作やターミネーター2、氷の微笑等のヒット作を作ったカロルコ・ピクチャー(此の作品の後に倒産してます、、、)ですし、監督もロボコップやトータル・リコール、スターシップ・トゥルーパーズ等のヒット作を監督したポール・バーホーベン監督。
撮影もあのUボートを撮ったヨスト・ヴァカーノさん。そして脚本はフラッシュダンスや氷の微笑の脚本家、ジョー・エスターハスさん。
錚々たるメンバーなのですが、、、
まぁ、映画って不思議な程こう云う事はありますが、、、
正直、個人的な感想は、綺麗なヌードが沢山出てきて良かった、でも時間長い、、、です。