本当に久々に読書の記事、、、
いや、本は読んでるんですよ、但しラノベ、、、感想を纏めるのもなんですし、、、
資金節約もあって「小説家になろう」等の無料小説サイトを呼んでる事も多いですし、、、
申し訳御座いません、、、
そうそう、相変わらずメインPCは使えずでラップトップで書いてます。
画面が狭いので不便な上に字が読み難い、、、老眼ですから、、、
明日には名古屋の林檎屋さんに持って行く予定です。
素人には何とも成りませんでした、、、
閑話休題、本の話に戻ります。
久し振りに紙の本を手にしました、最近は電子書籍ばかりでしたから。
購ったのは此のレーベルが好きで、その代表をされている澤野さんの人柄が好きだから。
まぁ、此れは人それぞれだと思いますが、昔から好きになったクルマやオーディオ、レコード等の背景を記載した本を読むのは好きでした。
より、身近に感じられるから、と云うのが主な理由でしょうか。
勿論、どうやって生まれたのかに対する好奇心も御座いますし。
自分にとってはそう云った一冊です。
帯より
「広告なし、ストリーミングなし、ベスト盤なし。」
「聴きたいジャズは自分で作る。」
「下駄屋とレーベル、”二足のワラジ”を続けて20年! 世界で認められたインディ・ジャズ・レーベル、その軌跡。」
「ジャズを商売にして40年、レーベル設立20年。そのコツと秘訣とは?」
とても素直に、自らの音楽史、オーディオ史そしてレーベルの歴史が書き綴られています。
人柄を現す様な平易で柔らかい文章を読むと、此のレーベルの音楽が聞こえて来る様な気さえします。
5年前に大病をされたが故に、走り続けてきた人生を振り返る気に成られたのか、、、
とは、言いながらも積極的に新譜もリリースされていますし、店頭で御元気に接客されてます。
本の構成としては、澤野工房が成り立つまで、レーベルのミュージシャン紹介、ディスコグラフィーに大別されると思います。
澤野工房さんが大阪の新世界に存在し、そこで生まれ育ったので、「その日の売り上げを握りしめて、市電で3駅先にあったワルツ堂へ行き、」と云う本文の記載を読んで、そのワルツ堂の店舗(今は御座いません)を思い出せる、そんな近さも読み易く引き込まれた一因かも知れません。
でも、澤野工房と云うレーベルを知っていて、その音楽が好きであるならば、大なり小なり似た様な近さを感じると思います。
あのレーベルの音楽は澤野さんの趣味でセレクトされ、録音された物なのですから、御本人を一番象徴している物だと思います。
その御本人の書かれた自らのレーベルの歴史なのですから。
もし機会があれば、是非、澤野工房さんに直接CDを買いに行ってみて下さい。
通天閣の袂、どう見ても履き物屋さんにしか見えない御店、そこが澤野工房さんです。
新世界の自由な空気感が此のレーベルを生んだのが、実感出来るかもしれません。
余計な追記
此の本を読むと、澤野さん、家で聴かれる時のメインスピーカーはタンノイ オートグラフの御様子。
確かに欧羅巴のスピーカーの方が此のレーベルの音には合っているかも知れません。
米国のレーベルの様な音では御座いませんから。